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座右の書

東京に行って来ました

 

今週のはじめ、1人で東京に行って来ました。

 

写真は品川駅の様子です。

 

とても興味深いミーティングがあり、その生の現場をどうしても肌で感じたかったのです。

 

 

その考えは間違っていなかったようで、大変素晴らしい時間を素晴らしい人たちと過ごすことができました。

 

 

詳細はまたご報告できる時に話しますね。

 

 

 

 

座右の書は何ですか?

 

さて、その夜の懇親会のことです。

 

 

 

 

そこで知り合ったある方と読書についての話になりました。

 

 

私を含めた2人が読書好きであることを知ると、その方が尋ねたのです。

 

 

 

 

「座右の書をあげるとすれば何ですか?」

 

 

 

(あれ? 何だろう・・・)

 

 

 

そんなに難しい質問ではなかったはずです。


大切にしている本は何冊かあります。

 

だけど、その時の私は酔っていたからか、これ!という答えが出てきませんでした。

 

 

 

『7つの習慣』?

 

『ユダヤ人大富豪の教え』?

 

『チーズはどこへいった』?

 

『論語と算盤』?

 

『道をひらく』?

 

 

 

これまでに読んだビジネス書や自己啓発本の名作の名前が頭をよぎりました。

 

上の本の全てが好きです。

 

でも、どれも座右の書としてピンときません。

 

その時は、これらの中の一つを答えたように思います。

 

 

 

しかし、今現在、その内容について深く反復したり、生活の中に落とし込んだ覚えがない。

 

 

 

 

座右の書とは、そういうものじゃないはずだ・・・。

 

 

何か大切な本を忘れているような気がする・・・。

 

 

僕の方向性を決定づけた本を・・・。

 

 

 

 

え〜と・・・

 

 

 

広島に帰ってからも考えていました。

 

 

 

 

 





 

 

あー、あれだよ!

 

 

 

 

ふと思い出しました。

 

 

 

何で忘れていたんだろう?

 

 

そうでした。

 

 

この本の名前がなぜか出てきませんでした。

 

 

 

 

 

サピエンス全史

 

人類史を7万年前から考察した衝撃の通史。

 

 

以下、以前書いた私の書評の一部です。

 

 

 

 

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極めて客観的で、それでいて抽象的に人類史を眺めているのだけど、

 

だからこそ著者の主観が入り込み、抽象的であることを感じさせないほど具体性に富む記述。

 

単なる歴史好きだけではなく、現代社会の位置や人類が到達した段階を俯瞰するにはもってこいの本。

  

とりわけ、本書に一貫して通じる視点、

 

「あらゆる生物の中で、人間だけがフィクション(虚構)を信じることができる」

 

という指摘は衝撃的。

 

確かに、私たちはこの世のに存在しないものを信じることができる。

 

見たことのない神の存在を信じることができるし、

 

国の存在を信じて、会ったこともない人と連帯感を共有し、

 

人権という「人が生まれながらにして持っている権利」なんてものを価値観の中核に据え、

 

世界中の人が貨幣を媒介として協力し合う資本主義という怪しげなシステムに平気で身を投じる。

 

その結果、他の動物には見られない圧倒的に強力で大規模な協働体制を手にすることができる。

 

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そうでした。

 

 

 

この本を読んで、自分が人類史の文脈の中にいると考えるようになったし、

広島という都市共同体の中で暮らしていることの意義を改めて考えました。

 

思い返せば大学院の時の研究テーマは19世紀ドイツの「都市」でした。

 

その自分史と照らし合わせても、都市というものを自らの価値観の中に据えて、広島という都市共同体に貢献しよう。

 

そのために「知のスレッジハンマーin広島」を地域に開かれた講演会にしよう。

 

 

 

そんなことを考えたきっかけになった本でした。

 

 

 

もっと言えば、最近になって神道や神社文化に触れた際に、祖先とのつながりや自分のルーツを大事にするという考えに深く納得したのも、そもそも私に歴史の中に生きているという意識があったからでした。

 

 

 

間違いない。

 

自分の行動に影響を与えたという意味では、この本ですね。

 

 

 

 

これから、この本の名前を挙げよう。

 

 

 

私の座右の書は『サピエンス全史』だと。

 

 

 

 

 

何で忘れていたんだろう?

 

忘れているようではまだ座右の書とは言えないですね。

 

今後時間を見つけて、何回も読み込みたいですね。