人生を変えた一言

ある塾経営者からの言葉

 

「皆さんには、人生を変えた一言はありますか?」

 

 

そんなお題がFaceBookから流れてきました。

 

 

 

 

私にはあります。

 

もちろん人生の転機となった「時」、「人」、「出来事」は節目節目であるのですが、言葉となればこれをあげます。

 

 

 

 

 

確か、Move開業の1年前、2012年に言われた言葉です。

 

 

独立の準備をする中で見聞を広めようと、横浜で全国の塾長先生が集まる会合に出席したときのことです。

 

 

 

 

今でもお世話になっている研究会ですが、その時の私は、すでに独立し成功されている先生方を前に緊張する若造でした。

 

 

もうすぐ独立する旨を伝え、たくさんの先生が励ましのお言葉をかけてくださる中、石川県のある塾長先生が会話の中でこうおっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

あ、最初にお断りしておきますが、私はこの先生を大変尊敬しています。

 

年齢はあちらが少しだけ上ですが、この先生がいらっしゃらなければ今の私はありません。

 

 

 

 

で、その転機になった言葉とは、これです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え? 

 

独立を目指している人間が年間で

 

100冊も本を読んでいないの?」

(「小馬鹿にした顔」で検索した画像。あくまでイメージ画像ですが、大体こんな感じでした。)

それから6年間

 

これを聞いた時、少しだけムッとしました。

 

と言うのも、その頃は年間に30冊、2週に1冊くらいは本を読んでいたからです。

 

 

どちらかと言うと、本を読んでいる方だと思っていたからです。

 

 

 

 

ですが、そんな意識を吹っ飛ばす言葉。

 

 

 

この先生は、年間100冊の読書を当たり前のようにこなしていたのです。

 

 

 

 

恥ずかしくなりました。

 

 

 

 

 

量だけが全てではない、とは一面真理ですが、量が質に転化することも真実。

 

 

 

それからは、その先生の前に出ても恥ずかしくないように年間100冊を目標に本を読んできました。

 

今年度は残念ながら達成できそうにありませんが、6年は続けたと思います。

 

 

 

経営者という立場になるためビジネス書という未知の領域の本も増えました。

 

ビジネス書は大体2〜3時間で読めますからね、冊数も稼げました。笑

 

 

 

その結果、駄作もたくさん掴みましたが、中には私の今の方向性を決定づける良書にも出会いました。

 

 

 

どうにかこうにか今のMoveが存続しているのは、そのおかげでもあります。

 

だから本を読め

 

そんな経験から今振り返っても、悔しく思っています。

 

 

 

 

 

 

何が悔しいって、知らなかったことがです。

 

 

 

 

 

年間100冊以上を当たり前に読んでいる人たちがいるということに気づいていなかったのが悔しい。

 

 

 

 

 

10代の頃からこのような生活をしていたら今苦労しているあれこれもサクッと乗り越えられるかもしれない

 

などとないものねだりを考えることもあります。

 

 

 

 

 

だから、生徒のみんなには強く伝えたい。

 

 

 

 

 

同じことを言いますね。

 

 

 

 

学校や勉強で忙しいことを鑑みて、量をかなり少なくして言いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ?

 

上位高校や難関大学を目指している人間が年間で

 

50冊も本を読んでいないの?

 

 

 

 

一人でも多くの子供たちが豊かな読書体験を積みますように。